サイトリニューアルの際に注意すべきSEO対策のポイント4点!

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サイトリニューアルの際に気をつけたいSEO対策のポイント4点!

この記事では、サイトリニューアル時に注意したいSEO対策のポイント4点について解説します。
サイトリニューアルの目的や背景は、ユーザビリティの改善やデザインの一新、システムの入れ替えなど様々ありますが、どんなに良いサイトを作っても、流入が減ってしまっては元も子もありません。サイトリニューアル時のSEO対策は必須といえます。

本文では主に、これまでの流入を減らさないための対策を中心としてお伝えしていきます。

サイトリニューアルによりSEO順位・流入を落とすリスクがある

サイトリニューアルは、SEO対策を怠ると、それまでの自然検索流入を失うリスクがあります。
よくあるケースが次の3つです。

  1. 流入の多いページを削除してしまい、順位がつかなくなってしまった
  2. ドメインやURLを変更したにも関わらず、転送設定を正しく行わなかったために、SEO効果を新サイトに引き継げず順位を落とした
  3. タイトルタグなどから対策キーワードを外して記述したために、順位を落とした

実際、BとCに該当するケースでは、デザイン重視でリニューアルを行われた結果、それまで上位に表示していたキーワードで順位が下がり、自然検索結果経由での流入を大きく減少させてしまいました。

この例では、適切に旧ページから新サイトへリダイレクトがなされておらず、複数のキーワードで順位が下落していました。また、サイト内リンクのテキストを変更したことで、メインキーワードでの順位を大きく落としていました。

このケースも踏まえ、具体的にサイトリニューアルのSEO対策で気を付けておくべき4点を紹介します。

サイトリニューアルの際のSEO対策のポイント4点

サイトリニューアルの際のSEO対策は大きく2つに分けられます。
1つは、通常のSEO対策の項目の実タイトルタグの最適化などがこれに含まれます。
通常のSEO対策については、旧サイトで実装できていた項目を新サイトでも実現できているか?の確認。また、旧サイトで実装しきれていなかった項目の追加が主な作業になります。

もう1つは、既存サイトからのSEO効果を正しく行うことです。れまで築いてきたSEO効果を保ち、これまでの流入を減らさないことが重要です。ここでは主に後者の、既存サイトからの効果を失わない(これまでの流入を減らさない)ための対策を紹介します。

■前者の通常のSEO対策(内部施策)詳細については、次の記事にて紹介していますので、合わせてご参照ください。

【2020年最新】SEOとは?初心者にもわかりやすく解説!SEO対策の基本と最新動向

ポイント1:ページやコンテンツを極力なくさない

ページをなくさない

1つめのポイントは、もともとあったページは、できる限り残しておくことです。
ページを削除することで、そのページのLP(ランディングページ)として順位がついていたキーワードからの流入を失います。
TOPページに転送することで、ページランクはある程度保つことができますが、キーワードにマッチしたコンテンツを失ったことで、順位がつかなくなることは免れません。
しかし、古いニュースリリースや権利の問題で残しておけないページもあります。
その場合にはまず、サーチコンソールやGoogleアナリティクスなどの解析ツールを用いて、そのページへの自然検索結果経由の流入ボリュームや、順位のついているキーワードを確認してください。
もし、それほど流入もなく、重要なキーワードで上位にも上がっていないページであれば、削除対象としてもよいかもしれません。
反対に、流入がある程度あるページであれば、なんとか内容を新しく更新するなどをして、ページを残しておくことをおすすめします。

ポイント2:ドメイン変更・URL変更は要注意

2つめのポイントは、ページのURL変更にともなうリダイレクト(転送)です。
サイト構成の変更にともないい、ページの内容はそのままに、URLが変更となるケースがあります。
その際には必ず、旧URLから該当する新URLへ対となるようにリダイレクト(転送)設定をしてください。

例)
————————————————————
https://www.sample.com/shop-list/
↓ 301転送
https://shop.sample.com/list/
———————————————————–
これを行わないと、一時的に順位を下落させることになります。

幸い、コンテンツ自体が別URLで存在しているため、そのページに徐々に順位が戻ってきますが、数カ月から1年以上順位が戻ってこないケースもあります。転送を正しく行うことで、そのロスを防ぐことができますので、必ず実施してください。

また、よくあるケースとして、URLが変更となった旧ページをすべてTOPページへリダイレクト設定をさせてしまうことがあります。この場合も同様に、順位が戻るまでに時間がかかってしまいます。もし、対象のページ数が多く、リダイレクト設定を一度にすべて行うことが困難な場合は、重要なページから優先的にリダイレクト設定をしてください。
「重要なページ」というのは、自然検索結果経由での流入が多く、対策キーワードで順位がついているようなページです。
サーチコンソールやGoogleアナリティクスを用いて、リダイレクト設定すべきページの優先順位をつけましょう。

ポイント3:タイトルタグ・ディスクリプションタグ、h1の記述に注意

タイトルタグやディスクリプションタグ、h1タグに対策キーワードを含めることは、SEO対策の基本項目の1つです。
リニューアル前は、正しくその設定が行われていたにも関わらず、リニューアル後に、それが徹底されずに順位を落とすことがあります。

例)
———————————————————–
<title>〇〇〇|△△△</title>

〇 <title>〇〇〇|□□の△△△</title>
× <title>×××なら□□|△△△</title>
———————————————————–
リニューアル前には必ず、「どのページ(URL)でどのキーワードで順位が高いか」を事前に調査しておき、リニューアル後のサイトのタイトル、ディスクリプション、h1の設定に注意してください。
リニューアル前に上位表示されているキーワードがそれらのタグに含まれていた場合は、必ず、リニューアル後も同様にキーワードを含める形で記述しましょう。

ポイント4:サイト内リンクとアンカーテキストに注意

サイト内リンクとそのアンカーテキスト(リンクとなっているテキスト)も、SEO対策の基本項目の一つです。SEO_サイト内リンクとアンカーテキスト

あるキーワードで上位表示されているページへ、各ページからのサイト内リンクのアンカーテキストにキーワードが含まれていた場合、リニューアル後も同様のリンクを設置しましょう。
サイトTOPページへ戻るリンク(パンくずリンクや、フッターリンク、ナビゲーションからのリンクなど)に、メインの対策キーワードを含めているケースがあります。
例えば、そのサイトをリニューアルする際、メイン対策キーワードを外し、サイト名のみでTOPページへサイト内リンクを設置したところ、順位を落とすケースがあります。順位を保つためには、対策ページの内容はもちろんのこと、対策ページへのサイト内リンクも順位を決定させる重要な要素です。
サイト内のリンク(フッターリンクやパンくず)とそのアンカーテキストを変更・削除する場合には、特に気をつけてください。

まとめ

この記事では、サイトリニューアル時に注意したいSEO対策のポイントについて紹介しました。
サイトリニューアルは、SEO対策を怠るとサイト流入数を落とすリスクがあります。
リニューアル後に、SEO順位・流入数を落とさずにリニューアルできるよう、ここで紹介したポイントをぜひ、確認ください。

サイトリニューアルに関してはこちらの記事も併せてお読みください。

失敗しないサイトリニューアル!押さえておくべき5ステップ!

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