リスティング広告|経験年数10年のプランナーが語る基礎知識|ウェブ部

リスティング広告|経験年数10年のプランナーが語る基礎知識

リスティング広告

リスティング広告って耳にするけどよく分からない…。そういったこれからインターネット広告の世界に足を踏み入れようとしている方向けに、なるべく分かりやすくシンプルにして案内させていただきます。

「色んな専門用語が出てきてイマイチ全体像が分からない!」と質問をよくいただくので、まずは全体像を紹介します。まずはこれを覚えていただけると、以降の説明について理解しやすくなるかと思います。

【図1】01_リスティング広告

 

リスティング広告とは?

検索エンジンのGoogleやYahoo!等が提供している、広告サービスの総称です。
リスティング広告、リスティングと呼ばれることが多いのですが、他にもSEM(Search Engine Marketing)やPPC(Pay Per Click)、有料検索と呼ぶ方もいます。

 広告はどこに掲載されるの?

一番分かりやすい例を紹介します。
PC、スマートフォンどちらでも良いです。GoogleやYahoo!の検索窓でキーワードを検索してください。検索結果が図2のように表示されると思います。ピンク枠部分がリスティング広告(の広告枠)となります。

 【図2】
02_リスティング広告

リスティング広告は『〇〇連動型広告』と『●●●●●連動型広告』の2つ!

総称はリスティング広告と呼ばれていますが、何に対して広告が連動しているかで2つに分類されます。
①検索連動型広告:検索窓でキーワード検索。検索結果に連動して表示される広告
②コンテンツ連動型広告:ニュースやブログ等を閲覧しているコンテンツに連動して表示される広告

【図3】

03_リスティング広告

「検索連動型広告」「コンテンツ連動型広告」2つの分類を覚えてください。
詳細は3章以降で紹介します。

 リスティング広告の特徴(支持される理由/4つのポイント)

ここまでで「総称」と「分類」がなんとなく理解していただけたかと思います。
2章ではリスティング広告がマーケティング担当者の皆さんに支持される理由を、分かりやすくポイントを押さえて紹介します。

ポイント1:低リスクな料金体系

リスティング広告は基本、広告がクリックされた時点で、はじめて費用が発生する仕組み。つまり広告が表示されただけでは費用が掛からない仕組みとなっています。自社サイトにユーザーを送客して初めて料金が掛かるので良心的と言えます。
ちなみに、この費用発生の仕組みを「クリック課金型広告」といいます。

【図4】
04_リスティング広告

ポイント2:たった1日で広告掲載ができる?!

条件が揃っていれば、「当日の広告掲載開始」も可能です。
(※キーワード・広告等の入稿が完了し、媒体審査が完了している場合に限ります)
これは極端な例ですが、リスティング広告は他メディア(テレビCMや新聞・雑誌等)に比べ、比較的 短期間で広告掲載の開始ができます。また広告掲載の停止はリアルタイムで行うことができます。

ポイント3:広告投下範囲を柔軟に設定できる

特定の都道府県や地域のユーザーにだけ広告を表示したり、広告の掲載期間を任意に設定することが可能です。例えば、「東京に居住している方のみに、広告を配信したい」や「土日の営業時間内だけに、来店促進を行いたい」といった、ニーズに応じた広告配信の設定が出来ます。

【図5】
05_リスティング広告

ポイント4:広告の効果を数値でしっかり把握できる

このポイントが一番大きいかもしれません。家計簿を思い浮かべてください。
「何にいくら使ったか」支出を数値化し、定期的に振り返ることで「今月は外食を我慢しよう」
と自制しますよね?

話を戻しますが、広告が何回表示されたか? ユーザーに広告がクリックされたか?商品購入等のアクションにしっかりと繋がったか?広告の掲載結果をすべて『数値』で知ることができます。広告管理ツール(管理画面)に記録が残り、次のアクションを打つことができます。

【図6】
06_リスティング広告
広告管理ツール(Google広告管理画面)

検索連動型広告とは?

検索連動型広告とは、キーワードの検索結果に連動して広告を表示させます。ユーザー自らキーワードを検索しているため、「欲しい」「知りたい」ものやサービスが明確です。顕在層ターゲットにアプローチできる広告サービスです。

【図7】
07_リスティング広告

検索連動型広告実施にあたり最初に用意するものは、たった3つ!

①キーワード:広告表示をしたいユーザーが、検索するであろうキーワードを用意
②広告:アピールポイント。他社サービスとの違いを訴求し、ユーザーの目を惹くものを用意
③訪問させたいページ:ユーザーが欲している情報に最も近いWebページを用意

検索連動型広告はどこに掲載されるの?

「キーワード」「広告」「訪問させたいページ」を用意し、専用の広告管理ツールで登録します。広告を配信する媒体審査(目安5営業日以内)が完了したら、いよいよ広告配信です。
GoogleやYahoo!JAPANといった大手検索エンジンにテキスト広告で広告掲載ができます。代表的なサービスはGoogle広告とYahoo!プロモーション広告の2つ。これらを実施することで提携パートナーサイトの検索結果にも広告が掲載されるようになります。

【図8】
08_リスティング広告

コンテンツ連動型広告とは?

コンテンツ連動型広告とは、ニュースやブログ、動画といったさまざまなWebサイトを閲覧している際に、その内容に連動して広告を表示させます。
検索連動型広告とは違い、イメージ(バナー)や動画といった広告フォーマットを利用することができます。
コンテンツ連動型広告は、結果的にユーザーがサービスや商品をイメージしやすくなるケースがあるため、潜在層ターゲットにアプローチできる広告サービスの1つと考えられています。

 【図9】
09_リスティング広告

コンテンツ連動型広告実施にあたり最初に用意するものは?

コンテンツ連動型広告は検索連動型広告と違い、準備がちょっと大変です。ターゲットにしたいユーザーに対して具体的に訴求したい内容を考える必要があります。

①誰に対して:何をしている、どういったユーザーに対して広告表示をしたいか
②手法:配信面orユーザーに対して広告表示をしたいか 【図1】参照
③広告:アピールポイント。他社サービスとの違いを訴求し、ユーザーの目を惹くものを用意したか
④訪問させたいページ:ユーザーが欲している情報に最も近いor啓蒙できるWebページを用意したか

11_リスティング広告10_リスティング広告

<例:取り扱っている商材が、双子の赤ちゃん向けのベビーカー>

①誰に対して:双子の赤ちゃんがいる、または今後出産の予定があるパパママに対して
②手法:パパママが良く閲覧しそうなWebサイト(料理レシピサイト等)
③広告:実際のベビーカーの写真や、動いている動画を見せたい
④訪問させたいページ:ベビーカーが購入できるページ

このように想像を働かせターゲットを定めた後に、実際の広告配信の設定に入ります。

コンテンツ連動型広告はどこに掲載されるの?

Yahoo!Japan各面(ニュースや知恵袋等)やYouTube等の動画サイト、Ameba・livedoorが運営するブログサービスに広告が掲載されるようになります。

【図10】
12_リスティング広告

まとめ

内容が盛りだくさんとなってしまいました。ご理解いただけたでしょうか?
今回は皆さんが混乱しないように、リスティング広告でも基礎中の基礎を紹介しました。

今回触れていない、検索連動型広告やコンテンツ連動型広告の仕組みや運用のコツ、また、効果に直結する『鉄板』の配信手法は別の機会に紹介できればと考えています。

<過去参照記事>
品質スコアが大幅改善!最初に行うべき『たった3つの対策』とは?
https://medix-inc.co.jp/webbu/quality-score-186

 

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