LINE運用型広告が遂にリリース!今までの運用型広告との違いは? 

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2016年3月24日に開催された「LINE CONFERENCE TOKYO 2016」にて発表されたLINE初の運用型広告「LINE Ad Platform」。

LINEの国内利用者数は6,800万人(2016年1月現在)を超え、もはやSNSというよりは「メール」のような「プラットフォーム」に近い存在にまで上り詰めたLINEの従来の広告商品は、スタンプ広告に代表されるようなそのリーチ数を活かした「マス広告」的なものが多く、料金も比較的高額。販売は好調でしたが、広告を利用するクライアントは一部の大手企業に限定される傾向にありました。

今回の運用型広告は、従来の広告商品に比べると配信対象を選定することができ(男女・エリア・興味、関心など)、課金体系や配信手法も柔軟、実施料金も安め(100万円~)とこれまでのブランディング目的の大手企業だけでなく、販促目的の中小企業でも実施できる商品として注目されています。

本稿ではそのLINE運用型広告「LINE Ad Platform」の特長および、他社運用型広告との違い、現時点でのおすすめの活用方法を案内したいと思います。

■はじめに -LINE運用型広告「LINE Ad Platform」は活用すべき?-

ずばり「活用すべき」。

特にリーチや獲得数に悩んでいる企業にはおすすめできます。

理由は「面としての白地」。

実績に乏しい現状では販促広告としてどの程度の効果が出るかは未知数ですが、少なくとも「面」としては現状多くのクライアントが主戦場としているYahoo!ネットワークやGoogleネットワーク、Facebook、Twitterとは重複しません。

現状の配信面はタイムライン面、LINE News面ですが、今後も順次拡大予定なので、この白地をどのように自社のプロモーションに活用していくかは多くの企業にとって重要な要素です。

■第1章 「LINE Ad Platform」の特長

まずは全体的な特長を把握しましょう。

▼用途別広告メニュー

(1)ダイレクトレスポンス(資料請求や商品購入など)におすすめ 「WEB AD」(外部リンク)

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(2)アプリダウンロード促進におすすめ「APP AD」(マーケットリンク)

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(3)ブランディングにおすすめ「VIDEO AD」(動画再生)

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現状は上記のような3用途での活用が可能です。

自社の商品・サービス、プロモーション目標に応じてフォーマットを決定しましょう。

▼掲載面は以下の2つです

(1)「LINE タイムライン面」

10代から30代の層を中心に活用されている面です。

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(2)「LINE NEWS面」

タイムライン面に比べると30代以上の利用比率が高い面です。

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※ほかダイジェストページなどにも掲載

▼配信可能セグメント

(1)年齢:-14、15-19、20-24、25-29、30-34、35-39、40-44、45-49、50-

(2)性別:男性/女性

(3)地域:47都道府県

(4)興味関心:20カテゴリより選択可

ゲーム、スポーツ、ファッション、テレビ・番組、教育・学習・資格、健康、公共機関・社会組織、書籍・マンガ、美容・コスメ、生活・生活用品、Webメディア、デジタル機器・家電、仕事・ビジネス領域、家・インテリア・園芸、音楽、金融、自動車、趣味・アクティビティ、食べ物・飲み物、旅行、映画

※上記(1)~(4)はLINE内での行動履歴を基にした「みなし属性」

(5)OS:iOS/Android

(6)枠種別:App/Web

(7)リターゲティング

▼課金形式

クリック課金(入札式) ※VIDEO配信のみCPM入札

 

上記が基本的な「LINE Ad Platform」の特長となります。

■第2章 ほか運用型広告との違い

(1)配信面の違い

冒頭でも述べたこの違いが、現状において「LINE Ad Platform」を実施すべき一番の理由です。

LINEのタイムライン面は現状ではどのネットワークにも開放されていません(2016年6月以降はFreakoutからも配信可能)。

現状のプロモーションにタイムライン面の約5,100万以上のMAUを追加できることはビジネスの拡大を考える企業には大きな魅力となるはずです。

また、面としての白地だけでなく、「人」単位で見てもLINEのタイムライン面でしかアプローチできないユーザが多くいることが示されているデータもあります。

(2)利用可能データの違い

「LINE Ad Platform」では配信にLINE内でのユーザ行動履歴を基にしたターゲティングが可能です。

※ユーザ行動履歴とはスタンプ購入履歴やLINE公式アカウント/LINE@友達登録履歴などを指します。

※LINEでの各ユーザのトーク情報、電話番号、メールアドレス、アドレス帳の情報は含まれません。

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これにより年齢・性別やエリア、興味関心のターゲティングが可能となりますが、あくまで「みなし」での属性や興味関心であるため、個人的には現状でこのデータを使えるということに特段の興味は持っておらず、広告効果に関しても懐疑的です。

※特に興味関心についてはスタンプ購入や、公式アカウントフォローは各社の出しているスタンプの出来によるところが大きいため、「特定の企業のアカウントをフォローしている=その企業及びサービスに興味がある」の図式が成り立たない可能性が高いかもしれません。

ただ、LINEは現在様々なサービスを展開しており(ゲームやギフト、LIVEなど)、これらのサービス利用データの中には非常に価値の高いものもあります。

これらのデータが活用可能となった場合はLINE独自のデータとして活用価値が出てくるため、今後に期待したいと思います。

(3) 面の利用頻度の違い

LINEは、利用頻度の高いほかのSNSの中でも驚異的なアクティブ率を維持しています(月間アクティブ率70.8%)。

※Facebookは月間アクティブ率56.1%。(参照:http://lab.appa.pe/2015-08/sns-active-2015.html)

これは広告のフリークエンシー回数(1人のユーザに広告が接触する回数)が非常に高くなる可能性が高いことを意味しており、1人のユーザに対しての刷り込み効果が期待できる反面、広告が飽きられたり、うるさがられたりする可能性もあるため、広告クリエイティブの細かな変更などで対応する必要があると思われます。

■3章 おすすめの活用方法

(1)「WEB AD」(外部リンク)のおススメ活用法

▼おすすめ配信手法

「リターゲティング配信」+「性別(年齢)配信」

ダイレクトレスポンスを期待する「WEB AD」実施の場合、まず固い配信は「リターゲティング配信」。

ほか運用型広告でも実施しているクライアントは多いですが、販促効果は色々な配信手法の中で最も高い傾向にあります。

効果の高いリターゲティング配信の配信面を大きく広げることができるため、こちらの配信手法はベースとして活用するのがおすすめです。

ただ、リターゲティング配信だけではLINEの抱えるユーザ数を最大限に活かしたプロモーションとはならないため、リーチのとれる「性別(年齢)配信」も併せて利用することをおすすめします。

ターゲティングが緩いため、販促的な効果が高まるか不安になる方もいるかもしれませんが、ネットワーク化以前に販売されていた純広告の「LINE timelineAD」では現在と配信場所は変わらず、ノンセグメントでの配信にも関わらず高い販促効果で、リピート出稿されていた実績もあるため、セグメントをゆるく取っても効果が出る可能性があります。

「性別(年齢)配信」の併用もトライしてみるべきだと考えています。

(2)アプリダウンロード促進におすすめ「APP AD」(マーケットリンク)のおすすめの配信手法

▼おすすめ配信手法

「年齢(性別)配信」+「興味関心(ゲーム、書籍・マンガ)配信」 ※ゲームアプリを想定

アプリのダウンロード促進を目的にしている場合はWEB ADでベースにしているリターゲティング配信は意味を成さないので、自社のアプリがターゲットとしている「年齢」(もしくは性別)のターゲティングと、ゲームアプリの場合はゲーム、マンガなど、ヒマつぶしに興味のあるユーザへの配信がおすすめです。

※前述のように興味関心セグメントに関しては、精度面で疑問がありますが、「ゲーム」や「書籍・マンガ」に関してはタイトルや作品というものが明確なので、ほかのカテゴリに比べるとゲーム好きやマンガ好きであると思われるため、配信を推奨しています。

(3)ブランディングにおすすめ「VIDEO AD」(動画再生)のおすすめ配信手法

こちらは目的やターゲットによって設定は多岐に渡るので、セグメントを絞るのは難しいですが、この配信手法で考慮するべきは「配信単価」。

VIDEO ADのみ課金形式がCPM配信となっており、何もセグメントしない通常配信(CPM@400)とリターゲティング配信(CPM@800)では2倍の単価差があります。

VIDEO ADをTVCMと同じように活用したいクライアントは無理にセグメントはせず、通常配信の方が同じ予算でもリーチを取ることができます。

 

上記はあくまで現段階(2016年6月)の時点でのおすすめであり、今後はLINE側の機能の拡張や、実績・事例が出てくることにより変わっていくと思われますが、まずスタート時点での配信設定として参考になればと思います。

2016年6月段階でのリリースはあくまでプレローンチと捉えています。

今後も機能拡張が予想され、広告主にとっての一番のリスクは日本で最大の規模を誇るSNSをプロモーションに活かす機会を逸する(遅れる)こと。スタートしたばかりのこの時期からトライすることをおすすめします!

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