【Google動的検索広告(DSA)】活用していますか? これは便利!自動で広告を表示させる仕組みと運用方法とは

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秋山_DSA_shutterstock_101891359

通常リスティング広告の構築をする際は、「こういうニーズがあるユーザは、こういった言葉で検索をするのではないか?」という思考に基づいて、想定されるキーワードを登録していくことと思います。

ですが、人が考え付くものには限りがありますし、はたして適切なキーワードが登録できているのだろうかと不安に思ったことはありませんか?

Googleによると、過去6ヵ月間に一度も検索されたことのないキーワードで検索される割合は、全体の検索キーワードの20%を占めるそうです。あなたはそのすべてを予測してキーワード登録できるでしょうか。

この増え続ける検索キーワードの悩みを解決してくれるのが、動的検索広告(DSA)という、広告配信メニューです。

では、検索広告の強い味方、自動化ツールのひとつである動的検索広告(DSA)をご紹介します。

 

動的検索広告(DSA) で獲得件数を1割以上伸ばした事例

動的検索広告(DSA)の最大のメリットは、自動で関連性の高い検索を判断し適した広告を表示させてくれるので、長い検索キーワードや意図していないキーワードに対して、もれなく広告を表示できることです。図1

上図は、不動産系のサイトにおける、動的検索広告(DSA)の実績です。

動的検索広告(DSA)でCVに至った検索キーワードは、今までキーワード登録していなかった3語以上の掛け合わせや、番地まで入力された検索キーワードに反応し獲得しています。

さらに、地域や条件が詳しく検索された際には、その検索キーワードに合致した物件詳細ページのURLにとばしており、CVにつながりやすくなっていると考えられます。

つまり、手動ではなかなか対応しきれない細かい検索キーワードに対して、しっかりと合致する広告を出せているということです。

 また、CV数の増加だけでなく、安価なCPAで獲得できているということにも注目したいです。

その理由として、
・競合も買わないテールワードのためCPCが安い
・リンク先が検索キーワードと合致しているのでCVRが高い
・4語掛け合わせなどの具体的な検索キーワードで検索する顕在層のユーザに出稿できる。
ということがあげられます。

 

このように動的検索広告(DSA)は、通常の検索広告と併用することで、より多くのCVを安価なCPAで獲得することができる、新しいGoogle Adwordsの広告配信方法となっています。

Googleの検索ネットワークでなにかできることがないか検討されている方は、この記事を読んだ上で、動的検索広告(DSA)を上手く活用されてみてはいかがでしょうか。

動的検索広告(DSA)とは

動的検索広告(DSA)(※DSA=Dynamic Search Ads)は、Google Adwordsで、「Googleがウェブサイトに基づいて、自動で広告を表示してくれる」機能です。

つまりキーワードの指定を行わなくても、サイトのコンテンツと関連性の高い検索に対して自動的に広告を表示するため、仕組みを理解して運用することで大きな武器になりうる広告配信の仕方なのです。 
図2

 まずは、クローラーロボットが自然検索と同様のアルゴリズムで対象ページの情報を収集し、その内容をインデックスします。

その後、インデックスされた情報と関連性の高いキーワードが検索された時に広告を表示し、対象ページへの送客を促します。

対象となるランディングページは検索されたキーワードに適したページを自動で設定してくれますし、広告タイトルも同様に自動的に作成されます。

 

広告の載せ手側で設定することは、対象のページと入札単価、そして広告のテンプレート(主に説明文)のみ。キーワードの代わりに対象ページを登録するところが、通常の検索広告と大きく違ってくるところです。

また、対象ページの登録も下図のように、サイト全体から特定のURLのみ、カテゴリーのみなど細かく設定することができ、さらに効果的に
広告を表示することができます。

 図13

 

動的検索広告(DSA)と相性のよい広告主様

動的検索広告(DSA)は運用の仕方しだいで大きな武器になりますが、Googleのシステムに配信を任せることになるため広告主様によっては向き不向きがあります。

向いている広告主
・商品の種類が多く、在庫の変動が激しい広告主様。
 (例:多品種を取り扱うEコマースサイト、不動産など)

・想定外のキーワードからの集客に積極的な広告主様

これらの広告主様は業種を問わず成果が見込めます。
また、アカウントがある程度成熟してきたタイミングで行うことにより、ターゲットの拡大が見込めます。

反対に、ブランドに対するこだわりが強く広告タイトル・リンク先をご自身で指定したい広告主様には不向きです。

 

クリエイティブは19文字×2の広告文のみ登録 

動的検索広告(DSA)では、タイトルとリンク先は下図のように、ユーザが検索したキーワードに適したものが自動的に表示されます。タイトルは15文字よりも多少長いものも表示されるようになっています。

動的検索広告の検索キーワードと広告タイトルの例
図4

広告文は広告グループごとに「19文字×2」で登録できるようになっており、対象ページから自動で生成される広告タイトルに対応できる汎用的な文章をテンプレートとして登録しておく必要があります。

ここではEコマースと不動産のページでの広告文の例を紹介します。

 

  1. Eコマースページを運用の広告主様

 商品カテゴリごとに広告グループを分けて対象ページを登録。
 商品カテゴリに合わせた広告文を登録。

例)
図5

 

  1. 不動産ページを運用の広告主様

 地域やカテゴリごとに広告グループを分けて対象ページを登録
 地域やカテゴリにあわせた広告文を登録

例)
図6

 

動的検索広告(DSA)でできることをさらに詳しく!

様々なメリットのある動的検索広告(DSA)ですが、運用する上でできることをさらに紹介します。

・従来のキャンペーンと同様に、入札単価、予算を管理できます。

・ウェブページの更新にともない広告配信を自動で調整。
 ページの更新時にGoogleが再度サイトをクロールするため、広告も自動で最適化されます。
 ページの更新、追加のペースにキーワード入稿が追いつかない広告主に便利。

・売上げにつながらない検索に対しては広告掲載をしないよう、除外キーワードを設定できます。

・特定のキーワードを含むページの除外が可能。
 「在庫切れ」「完売」などのキーワードを動的広告ターゲットで除外設定することで、在庫切れの商品を掲載しないようにできます。

・広告したくないページは、URL単位でブロック可能。

・検索キーワードはもちろん、広告タイトル、配信先URLごとの掲載結果をレポートで確認可能。
 [自動ターゲット設定] タブを開く→[検索語句を表示]をプルダウン→[すべて]を選択 ⇒表示された広告タイトル、配信先URLが表示され、ダウンロードも可能。

図7

 

動的検索広告(DSA)のはじめかた

動的検索広告(DSA)は、Google Adwordsの管理画面から専用のキャンペーンを作成し、設定することができます。ここでは初めて動的検索広告(DSA)を設定する方に向けて、基本的な設定の仕方をご紹介します。

キーワードを登録する必要がないので、とても簡単にスタートできます!

 

  1. 動的検索広告(DSA)用のキャンペーンをつくる

[キャンペーン]タブを開く→[+キャンペーン]をプルダウン→[検索ネットワークのみ]を選択。

図8

キャンペーン名を入力し、キャンペーンのサブタイプは[すべての機能]を選択。
([動的検索広告(DSA)]を選択してしまうと他の機能との併用ができなくなるため、おすすめしません。)

 

  1. 対象のウェブページを設定する

次に、ページ下部にある[動的検索広告(DSA)]をクリックし、[ウェブサイトの内容に基づいて広告を表示する]にチェック後、広告出稿するウェブページのドメインを入力。

http://やwwwなどは必要ありません。

入力後、[保存して次へ]をクリック。
図9

  1. 広告を設定する

広告グループ名は管理しやすいものを入力。
広告の種類は[動的検索広告(DSA)]を選択し、広告文1、広告文2、表示URLを入力。
どのページが広告出稿されても対応できるように、はじめはある程度汎用的な広告文を設定しましょう。
(運用開始後に、動的検索広告(DSA)で効果が出やすいURLに絞って、広告グループを細分化。それぞれに最適な広告を追加するということもできます。)

入力後、[広告グループを保存]をクリック。

図10

  1. 動的広告ターゲットを設定する

最後に[自動ターゲット設定]タブを開く→[+動的広告ターゲット]を選択。

3で設定した広告グループを選択後、動的ターゲットのうち最適なものを選択しましょう。

3つありますが、まずはすべてのページに対して広告を掲載するのがおすすめです。

        ・[このウェブサイト向けのカテゴリから選ぶ]
    設定したウェブサイトの内容が自動的に分類され、「推奨カテゴリ」としてカテゴリ分けされて提示されます。ウェブページのうち特定のカテゴリの商品のみ広告出稿の対象にすることができます。

        ・[すべてのページに対して広告を掲載する]
   一番オーソドックスな掲載の仕方です。設定したウェブサイトの全ページの内容を広告出稿の対象にします。除外したいページが少ない場合はこの設定がおすすめです。

        ・[条件に合ったページに対して広告を表示する]
   URL、ページタイトル、ページのコンテンツでの細かい条件に合致するページのみを対象に広告出稿ができます。

選択したら、保存して完了です。

図11

これで、動的検索広告(DSA)の基本の設定は完了です。

 

動的検索広告(DSA)をはじめるときのポイント

いざ動的検索広告(DSA)をはじめようと思った方のために、どのような考え方で運用するか、ポイントをまとめました。

初期設定
・会社概要など広告表示に不適切なページはあらかじめ除外する。

・初動での効果悪化を防ぐために入札やキャンペーン予算を低く設定して様子をみる。

 

開始後の運用
・定期的に検索キーワードレポートを確認し、パフォーマンスの良いキーワードを、新たに通常の検索連動型広告のキーワードとして登録していく。

・CVにつながらないキーワードや、主力キーワードを拾ってきてしまっている場合は、除外キーワードとして登録する。

・ある程度配信が進んだところで、効果の良いURLを配信先レポートで確認。効果の良いURLだけをターゲット設定した広告グループを作成し、広告文も配信先URLに最適なものを入稿。入札を強化する。

・サイトリンク、コンバージョンオプティマイザー、拡張CPCといった機能を活用して、CVの最大化を狙う。

徐々に手を加えていき、検索ネットワークを補完するような活用を目指していきましょう。

 

まとめ

まだまだ知名度が低い動的検索広告(DSA)ですが、活用次第で簡単に効果を上げることができる配信方法となっています。またリスクは大きくないため、件数を伸ばすべき時には有効な施策になりそうです。

Googleの検索ネットワークで、なにかできることがないか検討されている方は特に、動的検索広告(DSA)の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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