リターゲティング広告一辺倒からの卒業!アドレサブル広告のすすめ

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ここ数年でWeb広告の出稿数増加に伴う広告の掲載単価高騰や、ユーザひとりあたりが受け取る広告情報量の増加などにより、Web広告の抜本的な改善は見いだしにくくなってきました。そのような中で、費用対効果が合う施策として活用されているのがリターゲティング広告ですが、ITP※の影響などでCookieの信頼性が低下してきている昨今、今後リターゲティング広告に頼った施策設計が行いにくい状況が予想されます。

そのような脱リターゲティング広告の流れから注目されているのが、アドレサブル広告です。

※ITP(Inteligent Tracking Prevention):2017年9月20日から、iPhoneなどに搭載されているSafariブラウザに追加されたトラッキング防止機能。Safariブラウザが広告配信等を目的とする追跡用Cookieを識別すると、一定期間後にCookieの利用制限がかかるもの。

顧客データを活用した広告配信アドレサブル広告とは?

「アドレサブル」とは、ターゲットを特定してターゲティングを行うこと(個を特定しアプローチする能力)のことを指しています。つまり、ユーザをより特定して広告配信を行う手法が、アドレサブル広告です。

具体的には、企業が持つ顧客データを活用して配信する広告手法で、

  • 既存顧客や見込み顧客への広告配信
  • 新規顧客獲得のための、自社顧客類似ユーザへの広告配信

が可能です。

アドレサブル広告の最大の強みは、自社データを基盤とした集客が可能になるということです。明確に自社と接点のあるターゲット(既存顧客)に配信できるので、潜在層からの新規獲得を目的とした広告よりも、配信数あたりの反響を得やすいのです。またメールアドレスさえあえれば、今現在接点のないお客様に対して、Web広告でアプローチできるという大きな強みもあります。
<例>
・優良顧客の行動特性を抽出し、同じ傾向にあるユーザ層に対して広告を配信することで購入率を高める

・休眠状態にある顧客に対してキャンペーンの広告を配信して再度購入を促す

このように、「いつ」のタイミングで「誰」に対して「何」を「どうやって」届けるのか、過去の傾向や類似の顧客データから導き出すことができます。

アドレサブル広告の仕組み

企業が保有している自社顧客のメールアドレス(一部電話番号)と、広告媒体が持つメールアドレスをマッチングさせることで、広告媒体の配信対象リストを作成し、リストに基づいて広告の配信が可能となります。

マッチングの仕組みとしては、広告媒体に連携する際にハッシュ化という技術を活用し、メールアドレスそのものでなく、ハッシュ値(数値の羅列)を送信しています。広告媒体にメールアドレスをそのまま渡している訳ではないので、セキュリティ面でも安全です。

広告配信できる対象はどれくらい?(どれくらいマッチする?)

広告媒体にメールアドレスをハッシュ化して渡した際に、対象のメールアドレスのユーザ全てに広告配信ができるわけではありません。広告配信の対象となるのは、広告媒体の持つメールアドレスとマッチしたユーザのみとなります。

顧客データとのメールアドレスのマッチ率は、弊社の実績では平均37%という結果が出ています。

※Yahoo!・Facebookの平均マッチ率。シナジーマーケティング調べ(2017/4~7の実績値) 2017年11月調査

 

アドレサブル広告の配信対象媒体

アドレサブル広告を配信できる媒体は現在Yahoo!・Google・Facebook・Twitterが存在しており、それぞれ配信面だけでなく、活用方法も異なります。

以下が連携先の情報です。

アドレサブル広告の施策例

では、具体的にアドレサブル広告はどのような活用ができるのでしょうか?

いくつか活用ケースを列挙します。

・通販会社(EC)
過去に商品を購入しているが、直近で購入のない休眠顧客の再購入(掘り起こし)を目的とした広告配信

・教育サービス(通信制大学)
資料請求はしているが願書を提出していないユーザに、入学を促すための広告配信

・アパレル通販
自社のロイヤル会員のデータを活用し、自社ロイヤル会員に類似したターゲットへの広告配信

これはあくまで一例で、ほかにも様々な活用ケースが考えられます。既存顧客とのコミュニケーションや見込み顧客に絞ったアプローチなど、従来の広告の目的以外も含めて施策を設計できるのがアドレサブル広告の特徴です。

最後に

アドレサブル広告はリターゲティング広告偏重であるWeb広告業界において、今後導入が増えると考えられる手法です。また、自社顧客のデータを活用するということは、企業にとって競合他社にないデータを活用できるという点で差別化・競争優位としてつながる施策となります。

次回の記事では、具体的なアドレサブル広告の活用事例についてご紹介いたします。

 

最後に、アドレサブル広告に特化したサービスをご紹介します。

アドレサブル広告は有効な施策であるものの、個人情報保護などの観点から、広告代理店が顧客情報を預かることが難しく、活用が進んでいない背景があります。

AD2(アドツー)はアドレサブル広告の運用に特化したサービスで、広告代理店側で顧客情報にふれることなく自由にリストの生成や管理をすることが可能です。

ご関心のある方はぜひお問い合わせください。

「アドレサブル広告運用ツール AD2」

https://www.addressable.jp/rd.php?aid=tad5acee5793f427

【執筆者情報】
シナジーマーケティング株式会社 光山誠一
シナジーマーケティングはCRM関連製品及びサービスの提供、戦略構築支援を行う企業で、現在3,000件以上の企業様のCRM施策を支援しております。
https://www.synergy-marketing.co.jp/

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